Lumion 12.0:リリースノート①「新機能のハイライト」

Lumion 12.0:リリースノート①「新機能のハイライト」




次のプロジェクトを想像するとき、あなたは何を見ますか?どのように感じますか?また、他の人もそれを同じように感じることができますか?

雰囲気、感覚、ある瞬間など、あなたがデザインのために想像するものは何でも、Lumionを使って命を吹き込むことができます。

新機能、大規模なコンテンツライブラリ、より直感的な操作性を備えたLumion 12は、10年以上にわたる建築家に向けたの開発をベースに、想像力からビジュアライゼーションまで、あなたの創造を刺激します。

改善されたシーン構築ワークフローにより、膨大なコンテンツライブラリへのアクセス、エフェクトの微調整、適切なコンテキスト要素やディテールをレンダリングに追加することが、これまで以上に簡単かつ迅速にできるようになりました。


Lumion 12.0:リリースノート

【互換性】
  • Lumion 12.0で保存されたプロジェクトやモデルは、古いバージョンのLumionでは開けません(=下位互換性はありません)
  • 以前のバージョンのLumionから設定、モデル、プロジェクトを移行する方法については、以下のリンクをクリックしてください。

注:アスタリスク(*)が付いた機能、モデル、およびマテリアルは、Lumion 12.0Proのみ使用できます。

[ 製品 ] > [ 仕様 ]タブも参照してください。

1. 新機能のハイライト

1.1: ボリュメトリックスポットライト*

カメラモード、ムービーモード:照明カテゴリ)

Volumetric_Scene_V1_Render_680p.jpg

建築のビジュアライゼーションは、形や機能を示すだけではありません。それは感情を伝えることです。
感情に火をつけること。空間が人々にどのような影響を与えるかを、より深いレベルで表現するのです

Lumion 12 Proでは、デザインの雰囲気を照らし出し、最も注目すべきポイントを最高の光で表現することができるようになりました。
ボリュメトリックスポットライトは、シーン全体に目に見える光のビームを投射することができ、空気感や立体感を加えて映画のような美しい雰囲気を演出できます

例:

  • インテリア照明
  • プールやプール用照明
  • 自転車のライト
  • 街路灯などの公共照明

Volumetric_Spot_Lights_-_Scorpia_focusCut_680p.jpg

 

1.2:デカール

新しいオブジェクトタイプです:「エフェクト」カテゴリの中に、サブカテゴリーがあります。

Decals_-_Effects_Library_Collections_b.png

Funky_Office_Decals_680p.jpg

60~70種類のデカールで、あなたのビジュアライゼーションに個性を与えます。 
壁やモデルの表面をクリックするだけで、剥き出しのレンガ、コケ、チョークで描いた絵、ペンキの跡、道路標識、穴など、ウォールアートからダメージまであらゆるもので変身させることができます。

Palm_Tree___Decal_cut_680p.jpg

 

1.3:キャラクタービルボード

新しいオブジェクトタイプ:ユーティリティのカテゴリーです。キャラクタービルボードの各オブジェクトには、カスタムテクスチャを設定することができます

Utilities_-_Character_Billboard_-_icon.png

you_can_use_Billboard_Character_objects_for_a_number_of_different_image-texture_displays.jpg

2Dの人物、シルエット、およびカメラに面する2Dコンテンツを作成する際のワークフローを容易にします。

これは、ビルボードマテリアルのオプションとして使用できます。
SketchUpなどの3Dモデリングソフトでイメージをマッピングしたサーフェイスを追加する必要はありません。

デフォルトサイズのオブジェクトを配置して、比例して拡大縮小されるテクスチャをオブジェクトに適用し、必要なスケールに合わせてリサイズします。
ビルボードマテリアルを設定しなくても、自動的にカメラの方を向いてくれます。

 

1.4:570の新しいオブジェクト *

Lumion 12では、細部にまでこだわったデザインを実現するために、570種類の新しいアイテムと65種類の新しいマテリアルが用意されています。

1.4.1新しいオブジェクト

精巧な花、草の茎、雑草、蒲、その他の小さな植物など、41の新しいファインディテールネイチャーアイテムで、実在する風景のような躍動感を表現できます。

また、さまざまな成長段階にある美しいヤシの木や、針葉樹などの茂みも新たに追加されています。

New_Vegetation_-_Palm_Trees003_680p.jpg

Lumion 12のコンテンツライブラリに新たに追加された570のオブジェクト:

ファインディテールネイチャー:41
植物 13、樹木 28
ネイチャー:45
花 14、草 8、植物 2、雑草 21
オブジェクト:284
人と動物:42エフェクト:142(デカール)トランスポート:15
 ユーティリティ:1 

構成:

  • ソファ、シート、テーブルなど、インテリアやエクステリアを彩るスタイリッシュな86の家具
  • 新しいガーデンカテゴリーを含む、31のガーデンアイテム
  • ナンバープレートで地域を特定できる、15のトランスポートアイテム
  • ソーラーパネル、ソーラーヒーター、電気自動車用充電器
  • モダンなテレビ、コンピュータ、その他の機器。
  • 生き生きとしたポーズをとった新しい静的人物と、新しいアニメーションキャラクター。
  • ウォールアート、ガレージアイテム、生活感のあるベッドなどのアソートオブジェクト。

すべての新オブジェクトはHD品質で、今回の追加により、Lumion 12 Proコンテンツライブラリの総数は6,903*となりました*

2229個のオブジェクトがLumion(ノーマル)で利用可能です。

1.4.2:新しいマテリアル *

Materials_-_example_of_Various_-_Assorted_category_r75p.jpg

Lumion 12では、65種類の新しいマテリアルが用意されており、幅広い選択肢が用意されています。

Lumion 12の新マテリアル:

インドアアウトドア様々な
  • 布:1
  • タイル:12
  • 木材: 2
  • レンガ:8
  • コンクリート:6
  • 金属:5
  • 屋根材:3
  • 石:10
  • 岩:1
  • 土:1
  • その他:16

構成(この他にも追加されています

防音材段ボールソーラーパネル
点字ブロックコルクレンガ
コンクリート波形鋼板タイル
砂岩ブロックReed roofingその他の屋根・外壁
石と木  

今回の追加により、Lumion 12 Proに搭載されているマテリアルの総数は1,357*となりました。

 

1.5:新しいオブジェクト 

昨今、新築住宅のデザインなどで、郊外ののどかな地域を作るときには、自然な流れで制作ができるようになりました。
また、スタイリッシュなマンションをデザインした都会の一角で、エネルギーに満ちた雰囲気を伝えるのも刺激的です

Lumion 12では、レンダリングがより簡潔に、よりスムーズに、そしてより効率的になります。デザインの核心に迫ることができ、その過程を楽しむことができます。

 

1.5:改善されたオブジェクトライブラリ - Lumionライブラリとインポートモデルライブラリ  

1.5.1:オブジェクトコレクション

例えば、新しく追加された「コレクション」と最新のオブジェクトライブラリを使えば、6,400個のオブジェクトの中から、シーンに命を吹き込む木や植物、車や人を配置するのにわずかな時間で済みます。

Collections_-_Collection_of_like_objects_-top_level_view_of_Library.png

 

1.5.2ライブラリピッカーとオブジェクトタグの改善

  • 新しいライブラリピッカー(セレクター)は、下記のような場所でも使用されるようになりました:
    • ランドスケープ -> ペイント:プリセットライブラリ、テレイン、サイドロック
    • ランドスケープ -> ランドスケープ芝生:芝生オブジェクトライブラリ
    • オブジェクトプロパティウィンドウ:ナンバープレート
    • Effects Objects -> Decals (new) -> see Section 1.2 Surface Decals.
  • インフォカード:Lumion 12では、オブジェクトのプレビューウィンドウがインフォカードに置き換えられました。 

    Object_Library_-Library_item_-_Info_Card.png
    • 選択されたオブジェクトの名前、またはオブジェクトライブラリでマウスカーソルの下にあるオブジェクトの名前。
    • オブジェクトの表面の色を変更できるかどうかを示すカラーホイールアイコンを含む大きなプレビューイメージ。
    • 「お気に入りに追加」ボタン。
    • 「オブジェクトタグ」クリックすると検索フレーズが表示され、ライブラリ内の同じタグを持つすべてのオブジェクトが表示されます。
    • 新しいコンテンツ:検索用語の「new」はなくなりました。 オブジェクトタグ 「L12」を使用することで、すべての新しいコンテンツを検索します。
    • 新しいコンテンツ:サムネイルの左上に青い点が表示されます。

      Objects_Library_-new_L12_objects_-_use_Label_or_search_term_L12.jpg
    • オブジェクトタグを使った検索:サムネイル画像をクリックすると、ライブラリ内のオブジェクトにジャンプします。
  • すべてのカテゴリー:マウスホイールを使ってライブラリのページをスクロールできます。
  • すべてのカテゴリー:フォルダやコレクションを終了するには、マウスのバックボタンまたはバックスペースを使用します。

    Imported_Model_Library-back_button.png

オブジェクトライブラリ - セクション2をご覧ください。

 

1.5.3ライブラリピッカーとオブジェクトタグの改善

  • インポートモデルとグループ
      • ライブラリインターフェースに「インポート」ボタンが追加されました。

        Import_New_Model_button_in_Library.png

      • インポートモデル、グループ:カスタムカテゴリーのタブは、フォルダーのサムネイルに置き換えられます。

        Imported_Models_Library_-Cetagories-Folders.png

      • インポートモデル、グループ:名前や日付でソートできるようになりました。

        Import_Model_-_Sort_by_Name_button__HelpText.png
        Imported_Models_Library_-SortByDate__HelpText.png
      • オブジェクトタグ -> アニメーション付きのインポートモデル:アニメーションを付けたモデルがインポートされ、「アニメーションをインポート」ボタンが「オン」に設定されている場合、ライブラリ内のモデルには自動的に「アニメーション」タグが付けられます。これにより、アニメーションモデルのみを対象としたフィルタリングが簡単になります。
      • オブジェクトタグ:ライブラリのようにクリックできる検索フレーズ/タグは、同じタグを持つすべてのオブジェクトを表示します。 現在、タグはカテゴリー名と上記の「animated」タグのみです

 

1.5.4マテリアルのワークフローの改善

Material_Editor_-_general-UI.png

  • マップ - スタンダードマテリアルとスタンダードマテリアルに基づくもの:Photoshopなどの画像編集ソフトでアルファマップを追加してマップを合成する代わりに、サポートされているすべてのマップをLumionで個別に読み込むことができるようになりました。 これは、以下のアルファマップに適用されます:
      • カラーマップ
      • 反射、透明(クリップ)、発光のためのアルファクリップマップ
      • グロスマップ

        Material_Editor_-_showing_Gloss_Map_access.jpg
  • 必要に応じてマップを削除することもできます。

    Material_Editor_-_alpha_maps_-_delete_texture.png
  • マテリアルモードのすべてのインターフェースが更新されました。
  • コンテキストメニュー(セクション 1.6.7: 新しいコンテキストメニュー参照)が、新しいマテリアルエディタのデザインに完全に統合されました。
  • インポートされたモデルのマテリアルに埋め込まれていたテクスチャは、反射/透明/発光のスロットにアルファチャンネルを表示するようになりました。
  • 反射/透明/発光のトグルボタンがマップ スケールスライダーの下に表示されるようになり、スタンダードマテリアルを入力する際に常に表示されるようになりました。

 

1.5.5グループとグループライブラリの改善

新カテゴリ:グループ

Groups_-_Group_button__HelpText.png

  • 保存されたグループは、グループカテゴリに保存されるようになりました。インポートされたモデルライブラリと同じオプションがあります:
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