Lumion 2025イントロダクション
Lumion Pro 2025は、よりスマートなツール、よりシームレスなワークフロー、圧倒的なビジュアル結果を提供します。
Lumion Viewによるリアルタイムのデザイン探索、Lumion Proへの容易な移行、拡張されたレイトレーシング機能により、クリエイティブなプロセスはこれまで以上に速く、直感的に感じられます。
シャープな8KレンダリングのためのAI画像アップスケーラー、複雑なプロジェクトを管理するための高度なシーンインスペクター、ミラーオブジェクトツール、レイトレースによるボリューメトリックエフェクト、新しいフォトグラメトリツリーや教育をテーマにしたアセットの豊富なライブラリなど、強力な追加機能で作業を効率化できます。
また、Lumion Pro 2025は、リアルタイムでのシステム監視やよりスマートなプロキシ管理を実現する新しいパフォーマンスセンターを搭載し、大幅なパフォーマンスの向上を実現しています。イマジネーションのスピードに合わせて動く最先端の機能で、あなたのアイデアに命を吹き込みましょう。
Lumion 2025.0:リリースノート
【互換性】
新しいLumion製品プランも参照ください:
- WEB:プランと価格
1. 新機能のハイライト
1.1:AIアップスケーリング
Lumion 2025は、数秒で画像の解像度を2倍にする、カメラモード用の新しい強力なAIアップスケーラーを提供します。
1.1.1:機能の有効化
出力解像度の上にあるトグルで行えます。
1.1.2:どのように機能するか
出力解像度を選択すると、Lumionは希望する写真の半分のサイズの画像のレンダリングを開始します。
レンダリングが終了すると、選択した解像度に画像がアップスケールされ、ディスク上に2つのファイルが作成されます。
最初のファイルはレンダリングされた画像('_Original'を含む)で、2番目のファイルはアップスケールされた画像です。
1.1.3:例
レイトレースされた画像を8Kでレンダリングしたい。
- カメラモード用のAIアップスケーラーのトグルを有効にする。
- ポスター解像度を選択する。
- Lumionは印刷解像度の画像をレンダリングします。
- AIアップスケーラーがポスター画像を生成します。
詳細はこちらをご覧ください:
ナレッジベース:AIアップスケーラはLumionでどのように機能しますか?(準備中)
1.2:ボリュームレイトレーシング(ベータ版)
新しいボリュームレイトレーシングエフェクトを使用することで、光を発するすべての面とオブジェクトを完全に制御できる、高品質な大気のレンダリングが可能になりました。
このエフェクトは空/ウェザーカテゴリにあります:
1.2.1:基本操作
写真/クリップに均一な霧を適用するために使用できます。
1.2.2:高度な操作
[ さらに表示 ]をクリックすると表示され、ボリュームライトを作成する要素をより細かく調整できます。
この機能に関する詳細は下記記事を参照ください。
- ナレッジベース:ボリュームレイトレーシングの使い方: 霧エフェクト(準備中)
1.3:水のレイトレーシング
水のマテリアルがレイトレーシングパイプライン用に完全に変換され、リアリズムが向上しました。
水のレイトレーシングは、レイトレーシングエフェクトのトグルで有効にでき、反射とグローバルイルミネーションが完全に統合されます。
レイトレーシングとラスタライゼーションのための新しい水マテリアルの詳細は下記記事を参照ください。
- ナレッジベース: Lumion 2025以降の水マテリアル(準備中)
1.4:ラディアンスキャッシュ
光線ごとに再計算するのではなく、計算されたラディアンス(放射輝度)値を保存して再利用するこのテクニックを使用すると、よりスムーズで洗練されたライティングがリアルタイムプレビューに追加されます。
1.4.1:メリット
- プレビューレンダリングの高速化
- ノイズの低減
- 光線の早期終了による光の輸送の改善
- グローバルイルミネーションの改善
1.4.2:実用的なアプリケーション
これは、時間が経つにつれてライトが蓄積され、レンダリングが一定になる方法で特に顕著です。
下の例は、同じプレビューをLumion 2024.4.3とLumion 2025.0.0で比較したものです:
1.5:Lumion Viewのインポート
SketchUp PBRマップとLumion Viewのマテリアル設定が、.SKP ファイルをLumionに読み込む際にインポートされるようになりました。
Lumion Viewを使用して配置された照明もインポートされます。
現在のところ、この機能はクラシックインポート( [ モデルインポート ]ボタン)のみをサポートしています。
LiveSyncインポートのサポートは、後のバージョンで追加される予定です。
1.6:シーンインスペクター
Lumion 2025.0には、ワークフローを向上させるこの新機能が搭載されており、複雑なプロジェクト内のオブジェクトを簡単に検索・管理することで、生産性を向上させるように設計されています。
1.6.1:利用方法
選択モード(編集モードとエフェクト適用化で編集)中に、インターフェイスの左上隅にある虫眼鏡ボタンをクリックします。
1.6.2 機能の概要
- 階層: オブジェクトは、レイヤー、カテゴリー、タイプの順に整理されます。
例として、エリアライトを見つけるにはレイヤーを展開し、次にライトカテゴリーを展開し、次にエリアライトタイプを展開すると、すべてのエリアライトが順番に表示されます。

- 検索バー: レイヤー、オブジェクト、インポートモデルの名前を入力すると、関連する項目が表示されます。

- フィルタパネル: カテゴリフィルタリングも適用できます。アクティブなフィルターは、フィルターボタンの隣にある青い点で表示されます。

この機能の詳細については下記記事を参照ください。
- ナレッジベース:Lumion 2025 でシーンインスペクタを使用するにはどうすればいいですか?(準備中)
1.7:パフォーマンスモニターの改善
1.7.1:Lumionのタイトルバーに、プロジェクトのパフォーマンスを監視し、1秒あたりのフレーム数(FPS)を表示するスピードメーターが追加されました。
FPSによって色が変わります。
1.7.2:カーソルを合わせると、詳細なプロジェクトの概要が表示されます:
1.7.3:スピードメーターをクリックすると、ウィンドウが拡大され、エディター設定が表示されます:
この機能の詳細については下記記事を参照ください。
- ナレッジベース:パフォーマンスセンターはどのように機能しますか?(準備中)
1.8:反転/ミラーオブジェクト
トランスポートおよびオブジェクトカテゴリのモデルが、ローカル座標に沿って反転可能になりました。
これにより、家具アイテムを配置したり、車を正しいレーンに追加したりする際の柔軟性が向上しました。
詳しくは下記記事を参照ください。
- ナレッジベース:モデルを反転またはミラーリングするにはどうすればいいですか?(準備中)
1.9:指名ユーザーベースのログイン
Lumion 2025は、より管理しやすく、より安全で、より手頃な価格のライセンスタイプ「指名ユーザーライセンス」を展開します。
Lumionアカウントの認証情報を使用して製品にログインできるようになり、電子メールでライセンスキーを送信する際のセキュリティリスクが軽減されます。
この仕組みに関する詳細は下記記事を参照ください。
- ナレッジベース:Lumionの指名ユーザーアクセスについて(準備中)
1.10:Lumionコンテンツライブラリ
1.10.1:新しいオブジェクト
新しいライブラリアセットのセレクションで、デザインにさまざまなスタイル、環境、コンテクストを正確に表現できます。
以下のカテゴリから309の新しいオブジェクトから選択できます:
ファインディテールネイチャー:68 | オブジェクト:124 |
エフェクト:8 | |
下記記事のセクション1.1とセクション4も参照ください。
- ナレッジベース:Lumion 2025のモデル&マテリアルライブラリでは、どのコンテンツが利用できますか?(準備中)
この記事の「Lumionの新機能」ボタンも参照してください:
- ナレッジベース:Lumion Library 2025にはどのようなモデル/オブジェクトがありますか?ギャラリー(英語)
1.10.2:新しいマテリアル
- 14 種(各種:アソート、土、金属、プラスチック、石、森林)

1.10.3:検索方法
追加されたコンテンツは、オブジェクトライブラリで「L25」または「new」を検索項目とし入力すると検索できます。
Lumion 2025の検索機能を使用するためのオプションについては下記記事を参照ください。
- ナレッジベース:Lumion ライブラリでモデルを検索するにはどうすればいいですか?
1.11:データ構造
Lumionファイルの構造は、保存される情報の品質を将来にわたって維持するために再設計されました。
その結果、保存/読み込み時間が短縮され、ファイルサイズがわずかに改善されました。

この変更により、バージョン2025.0で保存されたプロジェクトとモデルは、旧バージョンのLumionでは開けなくなりました。
2. そのほかの新機能と改善点
2.1:編集モードとオブジェクトライブラリ
2.1.1:Lumionドキュメントォルダは互換性の問題を防ぐため、Lumionのメジャーバージョンごとに割り当てられるようになりました。
2.2:エフェクトとスタイル
2.2.1:フェーシング エフェクトの一連のパフォーマンス改善が追加され、Lumionでのパフォーマンスが向上し、レンダリング時間が短縮されました。
2.3: その他
2.3.1:エディタ品質設定のパフォーマンス設定を調整すると、レイトレー シングがオンの間のリアルタイムプレビューのエディタ解像度が調整されるようになりました。
- ナレッジベース:パフォーマンスセンターはどのように機能しますか?(準備中)
2.3.2: [ 適用 ]をクリックしてマテリアルエディタを終了するときのみ、マテリアル設定が保存されるようになりました。
その結果、複雑なプロジェクトで面を切り替えても、マテリアルエディタが遅れることがなくなりました。
2.4:インターフェイス
2.4.1:デフォルトのWindowsタイトルバーが、ユーザーログインやパフォーマンスセンターモニターなどの機能統合を可能にするカスタムデザインに置き換えられました。
2.4.2:Lumionのサイドバーの下部のボタンから直接フィードバックフォームにアクセスできるようになりました。

- ナレッジベース:Lumion 2025以降のカスタムプログラムタイトルバーはどのように機能しますか?(準備中)
2.5:新しいサンプルプロジェクトとテンプレート
2.5.1:サンプルプロジェクト
2つの新しいサンプルプロジェクトが追加されました:
- Model gallery:TF Renderingよるデザイン

- Tropical house:新しいスタイルを紹介します

2.5.2:テンプレート
2つの新しいテンプレートが追加されました:
- シーズン:1年を通してモデルを紹介します。

- プレゼンテーションモデル:マケットスタイルの環境でデザインをコンテクスト化できます。

2.5.3:スタイル
- スタイルの2ページ目が追加され、レンダリング用に9つのプリセットが追加されました。

3. 変更と解決した問題
3.1:編集モードとオブジェクトライブラリ
- UI → レイヤータブ:レイヤー編集がリカバリーファイルの作成をトリガーしなくなりました。
3.1.1:コンテンツライブラリ、配置/選択モード
- コンテンツライブラリ → 単一配置:オブジェクトのカテゴリごとにカメラの現在位置に向かって正面を向いて配置されます。
- コンテンツライブラリ → オブジェクト:背景の「Hills 001 B」、「Hills 001 C」、「Mountains 001 A」の光沢がなくなりました。
- コンテンツライブラリ → ネイチャー:オブジェクトの選択が2000に制限されなくなりました。
- コンテンツライブラリ → エフェクト:ボリュームのある炎「02」と「08」にカスタムテクスチャを割り当てられるようになりました。
- ペイントの配置:[ やり直し ]ボタンに正しいツールチップが表示されるようになりました。
3.2:マテリアル
- ビルボードマテリアル:期待通りに保存されるようになりました。
- 水マテリアル:水の密度とボーダーの変位のスライダが削除されました。
3.3:カメラ、ムービー、360°パノラマモード
- HQプレビュー:エディター解像度が100%より低い状態で更新した場合、黒くなることがなくなりました。
3.3.1:ムービーモード
- 移動、高度な移動:エフェクトの編集中にオブジェクト上で[ ALT ] + [ ドラッグ ]ができなくなりました。
- 出力:アスペクト比2:3でファイルが破損することがなくなりました。
- 出力:レンダリングするクリップを選択したときにLumionに表示される解像度が、ファイルの実際の解像度を表示するようになりました。
3.4:エフェクトとスタイル
- エフェクト:フィーチャーエフェクトは、選択された出力モードに関連するように再編成されるようになりました。
- サウンド:エフェクトスタックに保存する際、オーディオファイルを保存するようになりました。
- 被写界深度:[ シャープエリアのサイズ ]が期待通りにキーフレームを置くことができるようになりました。
- アウトライン:[ アウトラインのオーバードロー ]が期待通りにキーフレームを置くことができるようになりました。
3.4.1:レイトレーシング
- パフォーマンス:ラディアンスキャッシュが改善されました。
- パフォーマンス:レイトレースされた水とガラスのマテリアルは、HQプレビューでのみ表示されます。
3.5:インポートとエクスポート
- ファイルの読み込み:ドラッグ&ドロップを使用すると、.LSFファイルに関連付けられた正しいサムネイルが表示されるようになりました。
3.6:その他
- UI:様々なUIの変更
- UI:パフォーマンスの改善
3.7:インターフェース
- EULA:フルスクリーンで起動するようになりました。
- スプラッシュスクリーン:更新されました。
3.8:開発中、ロードマップにある機能
以下の記事は、まだ開発中であり、将来のアップデートで追加される予定の項目をカバーしています。
- ナレッジベース :旧バージョンからLumion 2025への移行について(準備中)
- ナレッジベース :旧バージョンからLumion 2025への移行: 技術的な制限(準備中)