Lumion 2025.0 より前のバージョンについては、こちらの記事をご覧ください。
- ナレッジベース:最新のバージョンにデータを転送する方法

シーンで作業を開始する前に、LSF プロジェクトファイルを必ず「名前を付けて保存」してください。
セクション2、セクション2.1を参照ください。
1. 背景
Lumion 2025.0では、すべてのデータ/ファイルタイプに対して全く新しいファイル構造が導入されました。
これには、LSFプロジェクトファイル、インポートされたモデルファイル、カスタムマテリアル、マテリアルファイル、ファイルとして保存されたエフェクトセットなどが含まれます。
これらはすべて内部的に行われるため、ファイルの読み込み、保存、およびファイルサイズの改善以外には特に目立った変化はありません。
今後も改善が続けられる予定です。このバージョンでは、以前のバージョンとはフォルダの場所が明確に異なることが非常に重要です。
Lumion 2025は、Documents\Lumion 2025フォルダ内に新しいデフォルトのフォルダセットを作成します。
保存場所は変更できますが、Documents\Lumion(Lumion 2023および/またはLumion 2024)などの以前のバージョンのフォルダや、Lumion 2024 で保存した場所には設定しないでください。
- ナレッジベース:Lumionドキュメントフォルダの場所を変更するにはどうすればよいですか?

Lumion 2025のデータには下位互換性がありません。
Lumion 2025 で保存したプロジェクトファイルやインポートしたモデルを以前のバージョンで読み込まないでください。
以前のバージョンのLumionからLumion 2025にファイルと設定を転送する場合は、以下の手順に従ってください。
2. プロジェクトファイル
- Lumion 2025のプロジェクトファイル拡張子:LSF
- Lumion 2023または2024のプロジェクトファイル拡張子:LSF
- Lumion 12.5以前のプロジェクトファイル拡張子:LS[メジャーバージョン番号](例:LS12)
Lumion 2025 は、上記の以前のバージョンのプロジェクトファイルを読み込みます。

2.1:Lumion 2025用に保存
Lumion 2025で初めてプロジェクトを保存する場合は、「名前を付けて保存」を使用して保存する必要があります。
必ず別のファイル名を指定してください。
また、以前のバージョンのファイル名と同じ名前は使用しないでください。
同じ名前を使用すると古いファイルが上書きされ、古いバージョンでプロジェクトを読込めなくなります。
その後、ファイルを閉じるまたは「新規作成」を使用するか、Lumionを終了してください。
次に、「名前を付けて保存」を使用して保存したプロジェクトファイルを開いてください。
2.2:注意点
- 重要:ファイルデータは以前のバージョンとの下位互換性がありません。
Lumion 2025でシーンまたはインポートしたモデルを保存した場合、古いバージョンのLumionでファイルを読込むことはできません。 - バージョンの変更により、一部の機能が新しいバージョンのLumionでサポートされていないか、変更されている場合があります。
- インポートしたモデルとシーンを新しいバージョンに転送した後、写真や動画のエフェクトなど、現在のLumionバージョンの動作に合わせて特定の設定をリセットまたは調整する必要がある場合があります。
(主に非常に古いプロジェクト、Lumion 6以前に適用されます)
3. Lumionのドキュメントフォルダ内のファイル
3.1:すべてのフォルダをコピー
簡単な手順で済むように、古いバージョンの場所にあるすべてのフォルダをLumion 2025の場所にコピーします。
セクション4 - 6を参照ください。
3.2:コピーするフォルダの選択
3.2.1:ライブラリ(Library)
このフォルダには、インポートされたモデルごとに4つのファイルが含まれています。(.lib、.inn、.mtt、.txx)
ファイル数とファイルサイズが最も多いフォルダです。
プロジェクトファイルを読み込むと、インポートされたモデルが解凍され、このフォルダにローカルコピーが作成されます。
これにより、プロジェクトファイルに保存される前にモデルを編集・更新できます。
Lumion 2025で更新されたファイルは、新しいLumion 2025形式で保存されます。
3.2.2:グループライブラリ、マテリアル(Group Library、Materials)
ディスクに保存したグループやカスタムマテリアル、およびLumionインターフェース経由で保存したグループやカスタムマテリアルについては、以下の手順に従ってください。
必要に応じて、古いバージョンのファイルを新しいLumion 2025のフォルダに転送/コピーしてください。
あわせてセクション4も参照ください。
3.2.3:その他、プロジェクト、最近のプロジェクト
これらのフォルダ内のファイルはLumionによってのみ管理されます。
3.2.4:その他(Miscellaneous)
プロジェクトが読み込まれると、サウンドまたはビデオテクスチャを含むその他のファイルが作成され、Lumionはローカルコピーをキャッシュとして保存します。
Lumion 2025に転送する必要はありません。
3.2.5:プロジェクト(Project)
プロジェクトの最新のクイックセーブのみが含まれます。
Lumionは、あるプロジェクトから別のプロジェクトに移行する際にこのクイックセーブを維持します。
Lumion 2025への移行は不要です。
3.2.6:最近のプロジェクト(Recent)
Lumionで読み込み、編集したプロジェクトファイルのサムネイルと場所を示すファイルです。
以前のバージョンで作業していた際の履歴を保持したい場合は、古いバージョンのフォルダにあるファイルをLumion 2025のフォルダにコピーしてください。
4. ファイルの転送
4.1:フォルダが作成されていることを確認ください。
まだ作成されていない場合は、Lumion 2025 を起動してください。
これにより、Lumion の「ドキュメント」フォルダ内にLumionに必要なフォルダが作成されます。
設定画面でLumionの「ドキュメント」フォルダの場所を変更している場合は、Lumionを起動してフォルダを作成してください。
4.2:Lumion を終了します。
4.3:必要なフォルダをコピーします*。すべて(セクション3.1参照)または個別に(セクション3.2参照)を選択ください。
Documents\Lumion [OLD VERSION] を Documents\Lumion 2025 にコピーします。
* 何らかの理由で古いバージョンのファイルが必要な場合は、「コピー(コピー&ペースト)」を使用してください。
そうでない場合は、ファイルスペースを節約するために「移動(切り取り&ペースト)」を使用してください。
5. Lumion 2025以降のマテリアル変換
Lumion 2023以降ではマテリアルシステムが大幅に改訂され、以前のバージョンのマテリアルはすべて使用前に変換する必要があります。
これはLumion 2025にも適用されます。
変換は2つの方法で行われます。
5.1:ライブラリフォルダ
5.1.1:Documents\Lumion\Library フォルダとそのサブフォルダ内にある、まだ変換されていないすべてのファイル。
Lumionを起動すると自動的に変換が行われ、次のようなメッセージが表示されます。
変換処理が完了するまでお待ちください。(下記の「変換をスキップ」も参照してください)
ファイル数が多い場合や高解像度のテクスチャマップが含まれている場合、処理に時間がかかることがあります。
アップデート23.1.0では、この変換処理が大幅に改善されています。
「ライブラリ」フォルダにコピーしたファイルも、次回Lumionを起動した際に変換されます。
5.1.2:変換をスキップ
[ Esc ]キーを押すことで、いつでも変換をスキップできます。
次回Lumionを起動した際には、ライブラリに残っているアイテムから変換が続行されます。
5.2:以前のバージョンのプロジェクト
以前のバージョンで保存したプロジェクトを読み込む場合、Lumionはプロジェクトを開いて読み込む際にマテリアルを自動的にオンザフライで変換します。
Lumion 2025でプロジェクトを保存すれば、次回開く際に変換する必要はありません。
変換画面は表示されず、必要もありません。
6. お気に入り
インポート済みモデルライブラリと、Lumionモデルライブラリからお気に入りを転送するには、以下の手順に従ってください。
- Documents\Lumion (以前のバージョン)からsettings(バージョン).iniファイルをコピーします。
- ファイル名をsettings(新しいバージョン).iniに変更します。
- Documents\Lumion (新しいバージョン)フォルダに保存します。
例:Lumion 12.5からLumion 2025にお気に入りのオブジェクトとマテリアルを転送する場合
- Lumionを終了し、Documents\Lumion 12.0\settings12.iniをコピーします。
- コピーしたファイル名をsettings25.iniに変更します。
- コピーしたファイルをDocuments\Lumion 2025\に移動し、Lumion 2025を再起動します。