編集モード
2.1:編集可能なランドスケープの範囲が広がりました。(編集モード:ランドスケープタブ)
編集可能なランドスケープは、赤枠で囲まれた10 x 10 kmの正方形と
黄色の正方形で囲まれた2 x 2 kmの正方形で構成されています。
それぞれの違いは下記の通りです。
黄色の枠で囲まれた2 x 2 kmの正方形・・・ランドスケープの芝生の設定が可能
赤枠で囲まれた10 x 10 kmの正方形・・・ペイント及び高低差の編集が可能
2.2:リアルスカイ(編集モード:天気タブ)
編集モードでリアルスカイを反映できるようになりました。
オンにしてから「リアルスカイを選択」をクリックするとサムネイル選択が出来ます。
設定はカメラモード、ムービーモード、パノラマモードで引き継がれます。
リアルスカイの「Night(夜)」はPro版のみの機能です。
2.3:ライブラリウィンドウの改善
- サムネイルの最大/最小表示ボタンが追加されました。
設定からサムネイルの大きさを変更できます。 - 「隠す」ボタンが追加されました。編集モードでライブラリを隠すことが出来ます。
- サブカテゴリは適切な並びに再配置されました。
- ネイチャーライブラリは植物の学名または種/属名で検索できるようになりました。
例:オークを検索したい場合は学名(種名)「Quercus」と入力します。
※現在のところファインディテールネイチャーライブラリでの種/属名検索は機能しません。 - オブジェクトの色をカスタマイズできる場合は、
サムネイルの左下にカラーホイールアイコンが表示されます。
2.4:レイヤー機能とインターフェースの改善 (編集モード)
- オブジェクトのレイヤー移動の方法が改善されました。
オブジェクトを選択した際に表示される右上のプロパティウィンドウから
ドロップダウンで移動したいレイヤーを選択します。 - オブジェクトを選択すると、そのレイヤーが表示されます。
- レイヤーを選択し、カーソルボタンを押すと
レイヤー内の全てのオブジェクトを選択することができます。 - レイヤー名の変更は上部のレイヤーボタンをクリックします。
「レイヤーボタンを自動的に隠す」をオンにして自動的に非表示にすることができます。
2.5:プロパティウィンドウでオブジェクトを削除(編集モード:オブジェクトのプロパティ)
オブジェクトを複数選択した後、基点を選択する必要はありません。
2.6:ランドスケープに沿って合わせる (編集モード:オブジェクトプロパティ >オプション)
選択したオブジェクトをランドスケープの形状に合わせて配置する機能です。
※「ネイチャー」オブジェクトは対応していません。
2.7:パフォーマンスモニタ (編集モード)
樹木/植物以外のオブジェクトの数が表示されるようになりました。これにより、プロジェクトの複雑さを容易に認識・把握できます。
2.8:オプション表示(編集モード:オブジェクトプロパティ>詳細オプション)
オプションウィンドウの表示/非表示の切り替えを記憶するようになりました。
2.9:ネイチャーオブジェクトの安定性の改善 (編集モード:ネイチャーカテゴリ)
大量のネイチャーオブジェクトを処理する際も安定するようになりました。
また、低詳細なビルボードバージョンのオブジェクトが正しく表示されるようになりました。
ムービー、写真、パノラマモード
2.10:写真の並べ替え (フォトモード)
写真セットは、ドラッグ&ドロップで並べ替えることができるようになりました。
2.11:ムービークリップのレコード画面が再設計されました。(ムービーモード)
インターフェイスが更新され、ムービーモードのレコード画面プレイバーが表示されるようになりました。
数値をクリックしてクリップの再生時間を入力できます。
クリップのレコード画面でエフェクトをオフまたはオンにできる新しいスイッチ機能が追加されました。
イージングの切り替えボタンが追加されました。
リニアとスムーズを切り替えることでアニメーションのカメラ移動の再生速度を設定できます。
2.12:エフェクト画面の再設計 (ムービーモード、カメラモード、パノラマモード)
Lumionを初めて起動してエフェクトに移動すると、最も有用な9つのエフェクトのみが表示されます。
ほとんどのシーンで使用できるようなエフェクトです。
「全て表示する」をオンに切り替えることで、すべてのエフェクトを表示できます。
2.13:写真間の切り替え時間の改善(カメラモード、パノラマモード)
写真の切り替えが以前よりも速くなりました。
2.14:エフェクトスタイルの改善 (ムービーモード、カメラモード)
「色収差」エフェクトは全てのスタイルから削除されました。
「リアルスカイ」エフェクトが以下に追加されました
スタイル: リアリスティック、インテリア、夜明け、昼間、曇り。
(スタイル「夜」には「リアルスカイ」は適用されていません。)
マテリアルエディター
2.15:マテリアルエディターインターフェイスの改善
インターフェースが改善されました。
マテリアルのコピー / 貼り付け / 読み込み / 保存がより簡単になりました。
2.16:マテリアルエディター:カラーマップ
3D芝生、毛皮、スタンダード、ライトマップカテゴリのカラーマップまたはノーマルマップのサムネイル画像上にマウスカーソルが置きながらCTRLキーを押すと、テクスチャ内のアルファチャネルを表示できるようになりました。
オブジェクトライブラリ
2.17:新しく追加されたオブジェクトを見つける方法(Lumionオブジェクトライブラリ)
タグ「"new"」を検索することでLumion10で新しく追加されたモデルを見つけることができます。
検索するにはクォーテーションマークが必要になります。
(今回からPro版で使用されていたいくつかのオブジェクトがスタンダード版に含まれました。これらのオブジェクトは検索されません。)
2.18:オブジェクトライブラリの!マーク(Lumionオブジェクトライブラリ)
プロジェクト内に配置できる数が限られているオブジェクトに!マークが表示されるようになりました。
インポートとエクスポート
2.19:SketchUpテクスチャのインポートの改善
SketchUp SDK 2019.2を使用できるようになりました。
その結果、テクスチャをより速くインポートします。さらにモデルのインポートも速くなります。
2.20:インポートされたモデルのファイルサイズ
LIBファイルは以前よりも小さくなりました。モデルのインポートが最適化されました。
2.21:インポートのパフォーマンスの改善
インポートプロセスの一部が更新されました。
これまでと比べ、モデルのインポートが快適になります。
読み込みと保存
2.22:インポートされたモデルのデータサイズ
インポートされたモデルデータの最適化によりデータサイズが小さくなりました。
これによりインポート時間が短縮され、Lumionプロジェクトファイルもサイズが小さくなります。
例:4.34 GBのテストモデルは2.90 GBのデータ量になります。
※結果は、モデルデータの要件によって異なります。
2.23:プロジェクト読み込みの改善
プロジェクトの読み込みが改善されました。
複雑なLumionプロジェクトファイルの読み込みテストで、以前と比べ13分から7分に短縮されました。
2.24:最近のプロジェクト バックアップオプション(ホーム画面>プロジェクトを読み込む)
バックアップオプションとして、別のプロジェクトを開くと直近で開かれていたプロジェクトのコピーが作成されます。
作成されたバックアップは、「最近のプロジェクト」に保存され、「Backup of previous project」としてサムネイルを確認できます。選択することでプロジェクトを復元できます。
※以前の「F5」キーによるクイックセーブ機能は無くなりました。
その他
2.25:改善されたインターフェース
主に更新、改善された箇所
・ホーム画面
・新規プロジェクト画面
・プロジェクトの保存画面
・プロジェクトの読み込み画面
・マテリアルエディタ
・エフェクト選択画面
2.26:ホーム画面
全てのオプションを一つの画面に集約しました。
2.27、28:新規プロジェクト画面
新しいプロジェクトを開くときにモデルを予め選択してインポートできるようになりました。
「Select model」から目的のモデルを選択し、テンプレートを開きます。
モデルの基点は自動でLumionの中心に配置されます。
2.29:新しいテンプレート(ホーム画面)
新しいプロジェクトを開始するときのテンプレートが更新されました。
- Night
- Sunset
- Mountains
が次の3つに変更されました。
- Suburban Environment.
- Forest Environment.
- Tropical Environment.
2.30:オブジェクトカテゴリの再設計(編集モード>オブジェクトタブ)
8つの主要なカテゴリ:インポート済みモデル、ネイチャー、ファインディテールネイチャー、人と動物、インドア、アウトドア、トランスポート、ライト
3つの小さなカテゴリ:エフェクト、サウンド、ユーティリティ
※ユーティリティはこれまで「照明とユーティリティ」カテゴリ内にありました。
2.31:Lumionベンチマーク
ベンチマーク結果が更新されました。
Lumion10動作環境をご確認ください。