Lumion 2024イントロダクション
Lumion 2024は、コンセプトから作成までのプロセスを効率化し、視覚的なフィードバックと明確なデザイン回答を即座に提供します。アイデアの微調整や完成度を効率的に高め、アイデアを形にするのに必要な労力を軽減します。
このリリースではリアリズムが強調され、オリジナルデザインに忠実なレンダリングが可能になり、顧客とのビジュアルコミュニケーションが強化されます。新しいレイトレーシングの機能強化により、リアリズムの実現が以前より簡単になりました。
さらに、Lumion 2024は、ネイチャーアイテム、キャラクター、パララックスインテリア、マテリアルなどを含む広範なライブラリの更新により、建築家のツールキットを充実させます。改善された使いやすさと合理化されたインポート機能と組み合わせることで、建築家は創造的な可能性を最大限に引き出すことができます。
Lumion 2024.0: リリースノート
【互換性】
注:アスタリスク(*)が付いた機能、モデル、およびマテリアルは、Lumion 2024.0Proでのみ使用できます。
[ 製品 ] > [ 最新バージョン ]からご覧いただけます。
- WEB:Lumion 2024.0の機能(準備中)
Pro版とStandard版バージョンの比較は下記サイトの下部を参照ください。
- WEB:プランと価格
Lumion 2024:マイナーアップデート
Lumion 2024.0.1:リリースノート
Lumion 2024.0.1で解決された問題
編集モード
- グループ:グループの削除を元に戻してもクラッシュしなくなりました。
カメラ、ムービー、360°パノラマモード
- レンダリング:カメラモードとムービーモード(イメージシーケンスと現在のイメージ)で、プリント(4K)解像度でレイトレーシングを使用してレンダリングする場合、最適化レンダリング設定が再び機能するようになりました。
Lumion 2024.0.2:リリースノート
Lumion 2024.0.2で解決された問題
カメラ、ムービーモード
- レンダリング:ラスターパイプラインを使用しているときに、印刷/ポスター解像度(ムービーモードではウルトラHD)で、より鮮明な画像が得られるようになりました。
Lumion 2024.0.3:リリースノート
Lumion 2024.0.3の新機能
カメラ、ムービーモード
- エフェクト適用化で編集:レイトレーシングで動作するようになりました。操作中にNRDが使用されます。
- エディタ品質:ナビゲートする際、NRDが使用するバウンスに、星の数が影響するようになりました。
Lumion 2024.0.4:リリースノート
Lumion 2024.0.4で解決された問題
編集モード
- マテリアル:風化が追加されたマテリアルは、レイトレーシングパイプライン用にまだ変換されていないオブジェクトの前に置かれたオブジェクトの上側にレンダリングされなくなりました。
カメラ、ムービーモード
- HQプレビューとレンダリング:レイトレーシングパイプラインに変換されたオブジェクトによって投影された影が、まだ変換されていないオブジェクトに再び表示されます。
- レイトレース HQ プレビューとレンダリング:レイトレースレンダリングパイプラインのオブジェクトが、3D芝生マテリアルを使用した面との交差下で部分的に表示されなくなりました。
Lumion 2024.0.5:リリースノート
Lumion 2024.0.5で解決された問題
Lumion 2024.0.6:リリースノート
Lumion 2024.0.6で解決された問題
編集モード
- オブジェクトライブラリ → ネイチャー:オブジェクトのラテン語名を含むタグが再度有効になりました。
- オブジェクトライブラリ → グループ:Lumion 2023.4.4 以前のバージョンで作成されたグループのサムネイルが正しく表示されるようになりました。
- マテリアル → ガラス:ガラスに適用されたテクスチャが、ランダムに横タイリングに切り替わらなくなりました。
- マテリアル → インポートテクスチャ: .FBX ファイルは、埋め込まれた .TIF テクスチャ用の正しい不透明度マップとともにインポートされるようになりました。
カメラ、ムービーモード
- レイトレーシング下のHPプレビュー:写真/クリップの切り替えによって中断された時に、ぐらつきがなくなりました。
- レイトレーシング下のHPプレビュー:ムービーモードでドロップダウンメニューから切り替えた際に、更新されたDenoiserを表示するようになりました。
- レンダリング → サウンドオブジェクト:クリップの全時間レンダリングするようになりました。
- レンダリング → 写真:レンダリング時にスクリーンティアリングの影響を受けなくなりました。
Lumion 2024.0.7:リリースノート
Lumion 2024.0.7で解決された問題
編集モード
- 移動モード:ポイントをクリックしてドラッグしながらオブジェクトを移動しても、ギズモが表示されなくなりました。
- ランドスケープモード → 海:AMDグラフィックカードを使用している場合でも、水平線上に三角形が表示されなくなりました。
- オブジェクトをノードに配置する:置換オブジェクトが正しいスケールで表示されるようになりました。
- オブジェクトライブラリ → グループ:Lumion 2023で保存されたサムネイルが、Lumion 2024でも空白ではなく、正しいサムネイルが表示されるようになりました。
- オブジェクトライブラリ → メジャー:プロジェクト内に配置した際、非表示になるのではなく、期待どおりに表示されるようになりました。
- マテリアル → スタンダードマテリアル:[ X軸/Y軸/Z軸を中心に回転 ]のスライダが特定の値のときに、期待されるマッピングが表示されるようになりました。
- マテリアル → スタンダードマテリアル:片面サーフェスを持つジオメトリに適用した場合、[ 不透明度 ]の値が100%のときに半透明として表示されなくなりました。
エフェクト
- レイトレーシング + 降水:OIDNは、モーションブラーを適用した雨粒をレンダリングするようになりました。
- レイトレーシング + マテリアル:影に覆われた際、3D 芝生マテリアルは反射する青い色合いを表示しなくなりました。
- レイトレーシング + マテリアル:レイトレーシングエフェクトを使用しているときに、3D 芝生、毛皮、ランドスケープの芝生のマテリアルが期待どおりに表示され、見えなくなることがなくなりました。
- レイトレーシング + デカール:完全なレイトレースガラスが適用された場合でも、デカールの動作が期待通り(レイトレーシング時のラスタライズおよび標準ガラスとの整合性を保つため、表示されないよう)になりました。
- レイトレーシング + .LSFの読み込み:新しい.LSFファイルを開いたときに、キューブマップが更新されるようになりました。
- レイトレーシング + フォトマッチング:合成されたイメージに正しいクリッピングマスクが適用されるようになりました。
- レイトレーシング + フォトマッチング:レンダリングされた写真セットが、フォトマッチングを使用する選択された写真のアスペクト比を維持するようになりました。
- レイトレーシング + フォトマッチング:フォトマッチングの視点を調整している間、アイレベル、焦点距離、X/Y軸を中心に回転のカメラ設定は削除されます。
- レイトレーシング + フォトマッチング:フォトマッチングが有効な場合、二点透視エフェクトは無効になります。
- レイトレーシング:不透明度が100%未満のマテリアルが、OIDNを使用した場合は正しくノイズ除去され、NRDを使用した場合はディザリングされたパターンとして表示されるようになりました。
- レイトレーシング:[ eメール ]または[ 写真 ]の解像度でレンダリングされたイメージに対して、[ VRAM が不足しています ]エラーが表示されなくなりました。
- 降水:マテリアルの正しいPBR設定が考慮されるようになりました。
- 読み込み → 復元:オブジェクトに適用されたカスタム設定(色、スケール、透明度)が保持されるようになりました。
- 読み込み → 復元:グループオブジェクトの復元が失敗しなくなりました。
その他
- UI:様々なUIの変更。
- チュートリアル:カメラプリセットパス画面からアクセスできるようになりました。
- テキスト:翻訳を更新し、様々なテキストを改善しました。
Lumion 2024.0.8:リリースノート
Lumion 2024.0.8で解決された問題
編集モード
- ライブラリ → ネイチャー:葉のエッジのアルファクリッピングが、Lumion 24.0.6の動作に戻りました。
その他
- システム要件:画面の解像度が1920×1080ピクセルの最小要件を満たしているかどうかをチェックするようになりました。
1. 新機能のハイライト
1.1:リアルタイムレイトレーシングプレビュー
Lumion 2024 には、プレビューとムービーモード用の新しいテンポラルデノイザ(時間的ノイズ除去)が搭載されています。
1.1.1:プレビューのNRD
プレビューが即座にノイズ除去されるようになり、レンダリングの角度を設定したり、エフェクトセットを調整したりする際に、より正確な視覚表現が可能になりました。
動作:
- NRDは、プレビューのデフォルトでオンになっており、レイトレーシングエフェクトを追加するときにトリガーされます。
- NRDはムービーモードでもノイズ除去として機能します。
1.1.2:出力のためのNRD
最終的なレンダリング(ムービー/クリップ)において、NRDはOIDN(オリジナルのカメラモードノイズ除去)よりも少ないサンプル数で同様の忠実度の結果を出力します。
NRDの時間的側面は、前のフレームを考慮しないノイズ除去に比べ、ムービー/クリップのちらつきを大幅に低減します。
1.1.3:関連技術
関連技術の背景については、以下を参照ください。
- ブログ:Lumion 2024へ向けて - 開発プレビュー: レイ トレーシング用NRD
1.2:樹木のレイトレース
Lumionのネイチャーライブラリはバインドレスパイプラインに完全に変換され、オブジェクトのシェーディングを向上し、正確な反射が可能になりました。
1.3:レイトレースガラスとシャドー
1.3.1:ガラスマテリアルは、レイトレーシングにおいてより物理的に正確になり、より現実に近い外観を目指す際に、より適切に制御できるようになりました。これは、形状が光を正しく反射・屈折させるため、より複雑なジオメトリで特に顕著に現れます。
1.3.2:レイトレーシングでは、新しいガラスマテリアルが色のついた影を投影します。
Lumionは現在、2種類のガラスをサポートしています:
レイトレーススタンダードガラスと完全なレイトレースガラスです。完全なレイトレースガラスは、レイトレーシングエフェクトで有効にすることができ、ガラスマテリアルが割り当てられたすべての面に影響します。
- ナレッジベース:新しいレイトレーシングエフェクトの使い方を教えてください。(準備中)
- ナレッジベース:Lumion 2024の新しいガラスマテリアルとレイトレースガラスの設定を教えてください。(準備中)
1.4:レイトレースされたサブサーフェススキャッタリング
Lumion 2024は、表面やボリュームを通過する光の自然な拡散を正確に描写する、レイトレースされたサブサーフェススキャッタリングを提供します。
スライダーは散乱の強度を制御し、カラーピッカーは光がオブジェクトを通過した後の色合いにを与えます。
1.5:パララックスインテリア*
新しいコンテンツライブラリのサブカテゴリが追加され、昼と夜のバリエーションで使える25のパララックスインテリアが使用できるようになりました。オフィス、居住スペース、店舗をカバーするこれらのインテリアは、建築レンダリングの視覚的インパクトを高める迅速かつ効果的な方法を提供します。
パララックスオブジェクトは、オブジェクトの境界内で常にカメラに向いており、リソース効率が高いため、シーン構築プロセスが改善され、計算能力が節約されます。
詳細はこちら:
- チュートリアル:Lumion 2024:パララックスインテリア
1.6:ランドスケープタイリング
1.6.1:ランドスケープモード
ランドスケープモードのほとんどのテクスチャは、繰り返しを減らすために、デフォルトで六角形のマッピングを使用してタイル化されるようになりました。
1.6.2:マテリアルモード
ランドスケープタイリングは、拡張設定[ 位置 ]タブのトグルを有効にすることで、Lumionのスタンダードマテリアルに適用することもできます。
1.7:多重重点サンプリング(MIS)
このアルゴリズムは、オブジェクト上の配光とレンダリング効率を改善するためにLumion 2024に導入されました。MISは複数のサンプリング技術を採用し、光源の寸法を考慮します。そのため、ピクセルへの光の寄与を近似し、より精度の高い結果を得ることができます。
以下の例では、2つのライト(1つは0.1x0.1m、もう1つは1.0x1.0m)が同じ明るさで、被写体から同じ距離に配置されています。
1.8:一括インポート
[ インポートモデル ]ボタンをクリックすると、複数のモデルを一度にインポートできるようになりました。
接頭辞を追加するオプションもあり、Lumionドキュメント内の任意のフォルダにモデルを配置できます。
これらは自動的にLumionワールドの原点に合わせられます。
1.9:GLTFのインポート
Lumion 2024では、インポートモデルに新しいフォーマット.GLTF/.GLBが利用できます。このモデルは一般的に他のフォーマットよりも軽量で、PBRワークフローをサポートしています。
1.10:Lumionコンテンツライブラリ
1.10.1:新しいモデル
新しいライブラリアセットのセレクションで、デザインにさまざまなスタイル、環境、コンテクストを正確に表現できます。
以下のカテゴリをカバーする309の新しいオブジェクトから選択できます:
ファインディテールネイチャー:100* 植物 18、樹木 82 | オブジェクト:9 |
人と動物:45 (Lumion Standardでは15) | エフェクト:130* 特別なエフェクト:パララックスインテリア 25* |
下記記事のセクション1「モデル」と、セクション4「Lumionオブジェクトカテゴリ」も参照ください。
- ナレッジベース:Lumion 2024で追加された新コンテンツは何ですか?(準備中)
1.10.2:新しいマテリアル
- レンガ:26
1.10.3:追加されたコンテンツ
オブジェクトライブラリで「l24」(小文字のL)を検索項目とし入力すると検索できます。
新機能については、セクション2.5.5「ライブラリ検索タグ 」(下記) も参照してください。
また、Lumion 2024の検索機能を使用するオプションについては、下記記事のセクション2「検索方法」を参照してください。
- ナレッジベース:Lumion 2024で追加された新コンテンツは何ですか?(準備中)
1.11:カメラコントロール
下記の3Dモデリングソフトウェアと一貫した操作方法を使用して、Lumionワークスペースをコントロールするオプションが追加されました。
- SketchUp (パン:SHIFT+マウスの中央ボタン、オービット:マウスの中央ボタン)
- Revit(パン:マウスの中央ボタン、オービット:SHIFT+マウスの中央ボタン)
- Rhino (パン:SHIFT+マウスの右ボタン、オービット:マウスの右ボタン、見回す:CTRL+ALTマウスの中央ボタン)
この設定は [ 設定 ] → [ 入力 ] から有効にすることができ、オービットキーとパンキーの入力をミラーリングします。
2. そのほかの新機能と改善点
2.1:編集モードとオブジェクトライブラリ
コンテンツライブラリと配置/選択モード
2.1.1:配置中に「Fキー」を押すと、オブジェクトをランドスケープに合わせることができるようになりました。
2.1.2:すべての配置方法(単一、ライン、複数、ペイント配置)を使用して、プロジェクトにファインディテールネイチャーオブジェクトを追加できるようになりました。
ランドスケープモード
2.1.3:白のランドスケーププリセットを使用している場合、ランドスケープ芝生の「オン/オフ」トグルが無効になりました。
2.2:カメラ、ムービー、360°パノラマモード
2.2.1:プレビュー
最終出力の視覚的な構成をより適切にするために、新しいグリッド オーバーレイが追加されました。
含まれているテンプレートは以下の通りです。
- Golden Ratio
- Rule of thirds
- Grid
- Diagonal
- Triangle
2.2.2:[ カメラを保存 ]と[ カメラのキーフレームを追加 ]
サウンドが削除されました。
2.3:エフェクト、スタイル
2.3.1:レイトレーシングエフェクト
より直感的に使用できるよう、一連のプリセットが導入されました。
| 高速 | バランス | 高 | 最高品質 | カスタム |
サンプル (カメラ) | 16 | 64 | 256 | 512 | User input |
バウンス (カメラ) | 3 | 5 | 7 | 8 | User input |
サンプル (ムービー) | 1 | 4 | 16 | 64 | User input |
バウンス (ムービー) | 5 | 6 | 7 | 8 | User input |
RT ガラス | OFF | OFF | ON | ON | User input |
注:ムービーモードではNRDデノイザーがデフォルトでオンになっており、カメラモードではOIDNが使用されます。
2.3.2:レイトレーシングエフェクト
また、レイトレーシング・エフェクトがどのように機能するかについての詳細情報へのリンクが追加されました。
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- ナレッジベース:レイトレーシングエフェクトの使い方を教えてください。(準備中)
| - ナレッジベース:Lumion 2024の新しいガラスマテリアルとレイトレーシングガラスの設定方法を教えてください。(準備中)
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2.3.3:降水エフェクト
レイトレーシングパイプラインに追加されました。
2.3.4:色補正エフェクト
スライダーの値を調整しても、HQプレビューがプレビュー(ドラフト)にリセットされなくなりました。色補正エフェクトの変更に応じてHQプレビュー画像が動的に変化します。
2.3.5:リアルスカイエフェクト → カスタムHDRの読み込み
「.HDR」ファイルが破損していたり無効であったりしても、Lumionがクラッシュすることはなくなりました。
2.3.5:リアルスカイエフェクト → 背景の明るさ
このスライダーを調整すると、背景がより高解像度で処理されるようになりました。
2.3.6:霧エフェクト
レイトレーシングと霧エフェクトを併用した際、ガラス面の複数のレイヤーが予想通りに表示されるようになりました。
2.4:その他
パフォーマンスの向上: OIDN DenoiserのパフォーマンスがAMDグラフィックスカード上で改善されました。
2.5:インターフェース
2.5.1:メニュースライダー
出力モード、設定、保存ボタンを左のサイドバーに移動することで、スクリーンスペースが最適化されました。
[ 保存 ]ボタンにカーソルを合わせると、[ 保存 ]と[ 名前を付けて保存 ]ができる折りたたみ式のバーが表示されます。
2.5.2:大きなサムネイルプレビュー
ライブラリオブジェクトの上にマウスカーソルを置くと、より大きなプレビューが表示されるようになり、プロジェクト構築時のオブジェクトの選択に役立つようになりました。
2.5.3:ライブラリサムネイル
ライブラリのサムネイルは、Lumion 2024のUIと調和するように刷新されました。
2.5.4:ライブラリ検索タグ
タグ付けと検索機能が改善され、検索文字列からタグを追加、削除、置換、または除外できるようになりました。
以下のコマンドが追加されました:
- 左クリック:クリックされたタグは検索に追加され、タグがすでに検索に含まれている場合は、もう一度クリックすると文字列から削除されます。
- CTRL + 左クリック:クリックされたタグは検索文字列全体を置き換えます。
- SHIFT + 左クリック:クリックしたタグをネガティブ検索パラメータとして検索文字列に追加します。(選択したタグを持つアイテムを検索から除外します)
2.5.5:ベンダータグ
外部調達されたライブラリーモデル用にベンダータグが追加されました。
下記記事のセクション2「検索方法」も参照ください。
- ナレッジベース:Lumion 2024で追加された新コンテンツは何ですか?(準備中)
2.5.6:チュートリアル
Lumion 2024では、ソフトウェアの機能に関するスタートアップの基本ガイドとして、さまざまなチュートリアルが追加されました。
2.5.7:マテリアルエディタ
マテリアルカテゴリは1つのタブに移動し、アイコンも刷新されました。
2.5.8:マテリアルエディタ
マテリアルサムネイルが刷新され、マテリアルプロパティの表示精度が向上しました。
2.5.9:アップデート後の画面
Lumionアップデートが正常にインストールされると、初回起動時にポップアップが表示され、追加された主な機能が強調表示されるようになりました。
2.6:新しいサンプルプロジェクトとテンプレート
2.6.1:サンプルプロジェクト
- すべてのサンプルプロジェクトが更新されました。
- 新しいサンプルプロジェクト、「the Glass House」に代わり「Museum Pavilion」が追加されました。
2.6.2:テンプレート
- 「郊外」と「ショーケース」を除くすべてのテンプレートが更新されました。
2.6.3:スタイル
- レイトレーシング、ラスタライズ、コンセプト表現をカバーする8つの新しいスタイルが、旧バージョンのスタイルから入れ替わりました。
3. 変更と解決した問題
3.1:編集モードとオブジェクトライブラリ
3.1.1:コンテンツライブラリ、配置/選択モード
- コンテキストメニュー → オブジェクト間のスペースを均等にする:選択オブジェクトのうち、最初に選択されたオブジェクトと最も遠いオブジェクトの間の距離が等しくなるように再調整されました。
- コンテキストメニュー → オブジェクト間のスペースを均等にする:スナップポイントを 5m に設定しました。
- コンテキストメニュー → サイズをランダムにする:この機能を使用し、オブジェクトの選択を解除してから再選択しても、オブジェクトの位置が変わらなくなりました。
- コンテキストメニュー → サイズをランダムにする:10%、20%、30%、40%で自動スナップするようになりました。
- コンテキストメニュー → 高さを合わせる:[ オブジェクト間のスペースを均等にする ]ボタンを使っても、元の値に戻らなくなりました。
- ライン配置:[ 配置間隔のランダム性 ]と[ 向きをランダムにする ]のスライダが90%でスナップしなくなりました。
- オートスナップ:Lumionランドスケープがコリジョンポイントとして考慮されるようになりました。
- コンテンツライブラリ:車のオブジェクトを[ 人と動物 ]カテゴリのオブジェクトの上に配置できなくなりました。
- コンテンツライブラリ → Cluster Trees:上から見たときに、正しくカメラを指すようになりました。
- コンテンツライブラリ → 静的キャラクター:フラットシェーディングを有効にしても黒く表示されなくなりました。
- コンテンツライブラリ → キャラクター:座っているキャラクターが、座ることができるオブジェクトにスナップするようになりました。
- コンテンツライブラリ → キャラクター:ビルボードと静的キャラクターの反射率が再調整されました。
3.1.2:ランドスケープモード
- UI → レイヤータブ:ランドスケープモードでレイヤーが表示されるようになりました。
- ランドスケープ → ペイント:ランドスケーププリセットを変更すると、反射キューブマップも更新されるようになりました。
- ランドスケープ → 芝生:芝生オブジェクトライブラリが新しいUIに更新されました。
3.1.3:ウェザーモード
- UI → レイヤータブ:ウェザーモード中にレイヤーが表示されるようになりました。
- 風スライダー:プロジェクトを読み込みまたは作成すると、それに応じて更新されるようになりました。
3.2:マテリアル
- 水:レイトレーシングが有効な場合に、同じ水マテリアルを共有する重なった面に穴が表示されなくなりました。
- ガラス:両面スライダーの値がデフォルトの 0 に設定されました。これは、複数の面が存在する特定のケースで、レイトレーシングガラスによるアーティファクトが発生しないようにするためです。
- スタンダードマテリアル → エッジ:スライダーの値が0%以外の場合、面が明るく表示されなくなりました。
- スタンダードマテリアル → マップスケール:[ 設定 ]で[ マップスケール ]を選択した場合、インペリアル単位を使用するようになりました。
- 自動マテリアル変換 → ガラス:自動割り当てされた面を持つモデルをインポートすると、レリーフ値が 50 に設定されるようになりました。
- カスタム .TIF テクスチャ:「.TIF」テクスチャに含まれるアルファマップが、不透明度スロットに正しく割り当て られるようになりました。
3.3:カメラ、ムービー、360°パノラマモード
- エフェクト適用化で編集:出力モードに戻る際、カメラの位置がリセットされなくなりました。
- エフェクト適用化で編集:[ FX ]トグルがオフの場合、エフェクトが表示されなくなりました。
- プレビュー → アスペクト比:アスペクト比が 16:9 以外の写真をクリップにコピー/ペーストした際、アスペクト比が期待通りに更新されるようになりました。
- プレビューと出力:AMD グラフィックカードで使用する際、斜めの点線が表示されなくなりました。
- プレビュー:編集モードでオブジェクトが削除/非表示/移動された後、プレビューでオブジェクトの影が更新されるようになりました。
3.3.1:カメラモード
- フォトマッチングエフェクト:スケールスライダーを非常に小さい値に設定しても、カメラが空に移動しなくなりました。
3.3.2:ムービーモード
- カメラパスをインポートする:インポートボタンの上にマウスを置くと、ソースモデルの位置が表示されるようになりました。
- カメラパスをインポートする:編集モードからムービーモードに切り替えても、カメラの位置がリセットされなくなりました。
- カメラプリセット → パン/ティルト:終了角度のスナップポイントが3つになりました。
- カメラプリセット → オブジェクトの追跡:ターゲットオブジェクトが削除された場合、カメラは上空高く投影されるのではなく、その位置を保持するようになりました。
- カメラプリセット → オブジェクトの追跡:オブジェクトを追跡するように設定されている場合、カメラをギズモを使用して移動できるようになりました。
- カメラプリセット → 軌道パス:[ シンプル ] [ 高度な ]を切り替えた際、期待通りにカメラパスが更新されるようになりました。
3.3.3:360°パノラマモード
- フォトマッチングエフェクト:当分の間、パノラマモードは無効となります。
3.4:エフェクトとスタイル
- 正投影:プレビューの更新中にカメラを移動できなくなりました。
- 正投影:[ ズーム ]スライダーが反転しなくなりました。
- 降水:[ 霧の濃さ ]、[ 雨筋 ]スライダーが、キーフレームで期待通りに動作するようになりました。
- 降水:粒子がすべての角度から期待通りに表示されるようになりました。
- 太陽 + リアルスカイ:スライダー値が正しく設定されるようになり、キーフレームを設定してもデフォルトが最大値にならなくなりました。
- グローバルイルミネーション:非推奨になりました。
- チルトシフト:以前のバージョンのLumionからファイルを読み込んだ場合、回転スライダー値が適切に変換されるようになりました。
- タイトル:クリップ間でテキストが正常にコピーされるようになりました。
- オータムカラー:[ カラーシフト ]スライダーが、選択した緑部分の[ 色合い ]のカラープロパティスライダーをより適切に反映するようになりました。
- 高度な移動:タイムオフセットスライダーの単位が秒になりました。
3.4.1:レイトレーシング
- レイトレーシングの適用:高速化され、エフェクトを追加する際に不具合が発生しなくなりました。
- レイトレーシングの適用:霧エフェクトが追加され、ノイズ除去が有効になっていても、レンダリング時のアーティファクトが発生しなくなりました。
- 反射:クリアコートの値が 0% 以外の面で、反射の位置がオフセットされなくなりました。
- 反射:ラスタライズからレイトレーシングに切り替えたり、写真/クリップ間で切り替えたりした場合でも、反射のキューブマップが更新されるようになりました。
- サイドバイサイド 3D ステレオ:レイトレーシングが適用されている場合、無効になりました。
- レンズフレア:筋が改善され、レイトレーシングでピクセル化されなくなりました。
- カメラの移動:ジオメトリを通過しても、ライティングや反射が大幅に変化しなくなりました。
- ライト:レイトレーシングが有効な際、面が交差してもノイズやファイアーフライが発生しなくなりました。
- 太陽:ジオメトリによってブロックされるとレイトレーシングが有効な間、太陽は水の反射で表示されなくなります。
3.5:保存、読み込み、リカバリー
- ファイルの読み込み:サポートされていないバージョンの.LSFファイルを、互換性のないバージョンの.LSFに読み込んだ場合、Lumionは.LSFファイルが保存されたバージョンを正しく表示するようになりました。
3.6:インポートとエクスポート
- 「 .MAX 」ファイルのインポート:3DS Max でモデルをミラーリングまたはマイナス方向にスケールしても、面が反転しなくなりました。
- 「 .FBX 」ファイルのインポート:ラフネスマップとオパシティマップが正しいスロットに割り当てられるようになりました。
- ノードのインポート:ノードを含む元のファイルが最初のインポート場所にない場合、[ 再インポートが必要です ]ボタンが表示されるようになりました。
- LiveSync:LumionにLiveSyncされたモデルは、LiveSyncを停止せずに3Dモデリングソフトを終了し、再度起動しても消えないようになりました。
3.7:その他
- ファイルフォーマット:「 .JPEG 」ファイルと「 .JPG 」ファイルは、Windowsのファイルエクスプローラーで同じ動作をするようになりました。
3.8:インターフェース
- スライダー:関連する状況に応じて、数値からパーセンテージに変換されています。
- インポートパネル:以下のインポートができるようにデザインが統一されました。
- IESプロファイル
- 旗オブジェクトテクスチャ
- ボリュームのある炎テクスチャ
- キャラクタービルボード
- トランスフォームギズモ:XY、XZ、YZ平面は、X、Y、または Z 軸のいずれかと重なっている場合はドラッグできません。
3.9:開発中、ロードマップの機能
以下の記事では、まだ作業中であり、将来のアップデートで追加される予定の項目について説明します。
- ナレッジベース:旧バージョンからLumion 2024への移行(準備中)