Lumionはリモートデスクトップやクラウドサービスとの互換性はありますか?

Lumionはリモートデスクトップやクラウドサービスとの互換性はありますか?

1. リモートデスクトップやクラウドサービスとは

リモートデスクトップやクラウドサービスとは、インターネット上でログインして操作できるコンピューター(ホスト)のことです。
  1. ホストコンピューターは、画面に表示されている内容のライブビデオ・フィードをお客様のコンピュータに送信します。
  2. リモートコントロールするコンピューターは、自分が所有しているものでも、クラウドサービスプロバイダーから借りたコンピューターでもかまいません。
  3. より高性能なハードウェアや追加のリソースにアクセスするために、このような操作を行うことになります。
  4. リモートデスクトップとクラウドサービスという言葉は、同じ意味で使われることがあります。
  5. どちらか一方を使用してプロジェクトの作成(編集モード、フォトモード、ムービーモードの使用)、または画像やムービーをレンダリングすることもできます。
    あるいは、作成とレンダリングの両方を行うこともできます。
免責事項:
Lumionは、本記事に掲載されているソフトウェア会社やクラウドサービスプロバイダーとスポンサー関係や協力関係にあるわけではありません。
この記事は一般的なガイドとして、情報提供のみを目的としています。

Lumionは、Lumionのシステム要件と一致するかそれを上回るローカルコンピュータにインストールされた場合にのみ、広告およびEULAに規定されたとおりに機能することが保証されます。Lumionに問題が発生した場合、弊社はリモートシステムまたはクラウド環境を所有せず、またそれらにアクセスできないためテクニカルサポートを行うことはできません。


2. 互換性

Lumionは、いくつかのアプリケーションからリモートアクセスすることができます。

重要:
オンラインで見つけたすべての仮想デスクトップ製品でLumionを実行できるわけではありません。それらの多くは、当社のハードウェア要件を満たしていないか、Lumionをサポートしない方法で構成されています。

基本的には、高速なインターネット接続と、低遅延接続と高速なビデオエンコーディングおよびストリーミングを優先するクラウドソフトウェアが必要です。
これにより、PCをクリックするたびに、アクセスしているPCのビデオフィードから画面上に即座に反応が返ってくるようになります。下記セクション4を参照ください。


3. メリット

3.1:リモートデスクトップを利用するメリット
  1. 2020年以降特に、認知されるようになってきた。 
  2. 自宅など、オフィスから離れた場所でも仕事ができる。
  3. オフィスで稼働しているPCのフォルダやファイルには、今まで通りアクセスできる。
  4. 3DモデリングソフトやBIMソフト、Lumionを使い続けることができる。

3.2:
クラウドデスクトップサービスを利用するメリット
  1. クラウドコンピューティングは、より強力なシステムを一時的に利用することができる。
  2. システムの拡張性が高く、より高性能な複数のグラフィックシステムを利用できる場合がある。
    ただし、グラフィックカードにアクセスするためには、それぞれにLumionをインストールする必要があります。
  3. 所有しているローカルコンピュータがLumionの最小要件しか満たしていない場合、より強力なコンピューターにリモートアクセスすることで、ワークフローを加速したり、レンダリングにかかる時間を大幅に短縮したりすることができる場合がある。


4. クラウドサービスを検討する際の重要な留意点

4.1:Lumionのインストール
クラウドサービスでパソコンをレンタルしてリモートコントロールする場合、Windows環境は新しく、必要最低限のアプリしかインストールされていません。そのため、そのパソコンにLumionをインストールする必要があり、その作業時間がレンタル料金に加算されます。

4.2:インターネットの速度と地理的な位置
インターネット経由でコンピューターをリモートコントロールしながらLumionを使用するには、お客様とホストコンピュータの両方において非常に信頼性の高い高速な接続が必要です。

また、ホストコンピューター(またはサーバー)の場所は、地理的に近くにある必要があります。例えば、ヨーロッパに住んでいて、アメリカにサーバーがあるクラウドサービスを利用する場合、マウスクリックやキーを押したときの反応に遅れが生じ、全体的に動作が重くなります。これは、コンピューター間の距離が離れているため、信号の移動に時間がかかるために起こります。

4.3:低遅延のビデオエンコーディング
高速なビデオエンコーディングとストリーミングにより低遅延を優先するクラウドソフトウェアとプロバイダは、Lumionと相性がよいです。

これにより、PCをクリックするたびに、アクセスしているクラウドコンピュータのビデオフィードから画面上で即座に反応するようになります。Lumionの中核は、編集モードでシーンを作成し、フォトモードやムービーモードでエフェクトをカスタマイズすることなので、クリックに対する迅速なリアクションが期待されます。


5. VMの構成

Virtual Machines(仮想マシン)でサービスを構成するクラウドプロバイダーは、その構成がLumionをサポートしているかどうかを確認する必要があります。Lumionを動作させるには、グラフィックスカードに直接かつ排他的にアクセスし、特定のポートを開く必要があります。

注意:
Lumionと互換性のあるクラウドサービスを見つけた場合、リモートデスクトップ接続を介して起動するとLumionが最適に動作します。
リモートデスクトップ接続を開始したときにすでにLumionが起動している場合、マウスの感度が高すぎる可能性があります。


6. 利用できるアプリケーションとサービス

6.1:リモートデスクトップ

Lumionと相性の良い、所有するコンピューターをリモートコントロールプログラム
強力なコンピューターを所有していて、インターネット経由でリモートコントロールしたい場合に使用できるプログラムをいくつかご紹介します。これらのプログラムは、個々の状況によって使用状況が変わるため、ご自身でテストすることが重要です。

6.1.1:必要条件
自分のPCにリモートデスクトップをインストールし、もう一方のPCに接続します。 場合によっては、リモートデスクトップのインストールが両方とも必要になることがあります。
  1. Lumionがオフィスにインストールされている。 (オフィスと同じハードウェアがあれば自宅のPCにLumionをインストールするのがベストです。)
  2. インストールする場合に、上司や情報管理者の許可が必要な場合があります。
  3. ソフトウェアおよびライセンスキーは、お客様が勤務する会社または契約している会社が所有するものです。 
  4. Lumionが他の場所にインストールされている間は、電子メールやソフトウェアに十分な注意とセキュリティを適用する必要があります。
  5. 高速のインターネット接続が必要です。
  6. LumionのLiveSyncテクノロジーは、お客様の3Dモデリング/BIMと連動しており他の特別な接続を必要としませんので、一般的にAutodesk BIM360などは、ローカルファイルで作業しているかのように動作します。 

6.1.2:最良の結果が得られるソフト

Parsec

Parsecは、あなたが所有する2台以上のコンピューターにインストールすることができるソフトウェアです。例えば、自分の仕事用のPCにインストールし、所有している別のPCやMacを使ってどこからでもリモートコントロールすることができます。

低遅延接続を優先し、高速ストリーミング技術を搭載しているので、仕事用のPCを遠隔操作する際にもスムーズな操作が可能です。Parsecには、無料版のほか、プロフェッショナルやチーム向けの有料版があります。
  1. 外部リンク:Parsec(英語)

6.1.3:ある程度使用可能なソフト

Microsoft Remote Desktop
Microsoft Remote Desktopは、一部のユーザーで動作する無料のアプリで、Windows 10 Proに内蔵されているプログラム「Windows Remote Desktop」に類似しています。 このアプリは、遠隔地のPCや仮想のアプリやデスクトップに接続するために使用されます。

Lumion 8.5およびそれ以前のバージョンで確認された、Windows Remote Desktop(接続)経由でLumionにアクセスする際のマウス感度の問題は、Lumion 9.0およびそれ以降のバージョンで解決されています。

ただし、Windows Remote Desktop(接続)は、遅延が大きく、不具合が発生する可能性があるため推奨できません。
十分なテストを行った上で、ご利用を決定してください。 
  1. 外部リンク:Microsoft Remote Desktop(アプリ)

TeamViewer
TeamViewerのようなリモートデスクトップアプリケーションでは、レンダリングを開始できる場合がありますが、それを使ってプロジェクトを構築することはお勧めしません。

シーンの操作性やオブジェクトの移動などは、遅延やマウス感度の問題により期待通りに動作しません。TeamViewerを使用してLumionにアクセスすることに興味がある方は、まず試してみることをお勧めします。無料版とプロフェッショナル版があります。
  1. 外部リンク:TeamViewer


6.2:クラウドサービス

Lumionと連携するレンタルPCやサービス

Fluidstack.io
Fluidstackは、世界中のデスクトップ環境を低価格で提供する有料サービスです。Lumionの「最適な環境」を満たすCPUとGPUを搭載した強力なPCへのアクセスを提供しています。

Fluidstackの使い方は簡単で、WindowsのRemote Desktopアプリを使って、購入したシステムとの接続を確立します。Fluidstackは、低遅延接続を優先するようにサービスを構成していますが、スムーズな接続を確保するために、レンタルするシステムが同じ国または大陸にあることを確認することが重要です。

Fluidstack.ioでLumionを使用するためには、sales@fluidstack.ioで購入する前に、Fluidstack.ioチームにメールすることをお勧めします。その際、最良の結果を得るシステムを適切に構成できるように、VMまたはベアメタルセットアップでLumionを使用することを必ずお伝えください。
  1. 外部リンク:Fluidstack.io(英語)

Shadow
Shadowは、自宅のパソコンから遠隔操作できるデスクトップ環境をレンタルする有料サービスです。

高速低遅延ストリーミング技術により、高速なレスポンスタイムと良好なLumionエクスペリエンスを実現しています。Shadowは、米国と欧州にサーバーを設置しています。
  1. 外部リンク:Shadow(英語)

Cloudalize
Cloudalizeは、デスクトップ環境をレンタルする有料サービスで、Citrixのプラットフォームを利用しています。現在、Cloudalizeの最上位プランのみ、Lumionを動作させるための推奨ハードウェアを備えています。

また、画質よりも低遅延を優先するために、仮想デスクトップの設定を変更するよう、Cloudalizeのカスタマーサポートに依頼する必要があります。
なお、Lumion 10.5 StudentはCloudalizeをサポートしていません。
  1. 外部リンク:Cloudalize

iRender
iRenderはベトナムに拠点を置く有料サービスで、Lumionの「最適な環境」を満たすCPUとGPUを搭載した強力なPCへのアクセスを提供します。
iRenderのセットアップには、いくつかのステップが必要です。iRenderは、迅速かつ親切なカスタマーサービスを提供し、プロセス全体を通してあなたをサポートします。

ヨーロッパまたは北米にいる場合、iRenderマシンへの接続に遅延が発生します。
例えば、非常に長いムービーを4Kでレンダリングする必要があり、ローカルPCでは時間がかかる場合、ローカルPCでシーンの作成とエフェクトの適用を行い、iRenderで最終レンダリングを行うことをお勧めします。アジアに住んでいる場合、iRenderはプロジェクトを作成する際にスムーズな体験を提供します。
  1. 外部リンク:iRender(英語)

Vagon
Vagonは、あらゆるデバイスからアクセス可能な様々な仮想マシンを提供しています。同社のアプリケーションはブラウザ経由でアクセスできますが、最良の結果を得るにはデスクトップアプリケーションを使用することをお勧めします。

同社が提供する有料ソリューションは、個人アカウントやチームから企業レベルの機能まで幅広く、デバイスの性能は以下の構成でLumionの「推奨される環境」に適合しています。



その他の構成も可能ですが、様々なシステム要件があるため推奨しません。なお、マシンのセットアップ時には最低200GBのドライブスペースを確保する必要があります。
  1. 外部リンク:Vagon


6.3:Lumionと相性が悪いサービス

注意:
Lumion チームは、以下のような他のクラウドデスクトップアクセスサービスをテストしていません。
Splashtop、WMWare Fusion、VMWare VDI、ZenApp、Nvidia GRID、RTX Server、XenServer、XenDesktop、HP zCentral Remote Boost などのクラウドデスクトップアクセスサービス。 

上記を利用しようとするお客様から問い合わせを受けることがありますが、前述の要件を完全に満たしていないため、問題が発生する可能性があることが分かっています。